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ミュージカル作品紹介(第341回)
CLUB SEVEN
■劇  団 ザ・カンパニー
■鑑 賞 日 平成15年5月31日(土) マチネ
■劇 場 名 品川プリンスホテル・クラブeX(品川)
■料  金 全席指定�,000円(前売価格)

■構成・演出・振付 玉野 和紀 ■音楽監督
■衣  裳 山本 華漸,安藤 慶次 ■照  明 高見 和義
■音  響 林 健司,篠田 潤一郎 ■映  像 富本 正信
■美  術 升平 香織 ■歌唱指導 島田 美保
■ヘアメイク 角田 和子,山本佐志恵
■舞台監督 榎 太郎 ■制  作 二瓶 剛雄,滝原 寿子
キ ャ ス ト
玉野 和紀,吉野 圭吾,ニーロ(NIRO),西村 直人,ハラトモヒロ,
久城 彬,楓 沙樹
ス ト ー リ ー
 ダンス、ドラマ、コント、ミュージカルメドレーなど盛りだくさんのエンターテイメント・ショー。
コ メ ン ト
シナリオ ショークラブを借り切ったミュージカルショーでした。各出し物はユニークですが、コンセプトが揃わず雑多な感じです。台詞にはアドリブが多く、臨場感はあるものの、間延びする場面も目立ちました。コントは、玉野お得意のシュールで不条理なものが中心でした。
キャスト ダンス力も演技力もあり、外見もスタイルも良い、若手新鋭キャストを揃えています。
ナンバー オリジナルダンスナンバーはありませんでした。「もう大変なメドレー」は、以前に玉野が採用した50音順ヒットメドレー」のリニューアル版でした。
ステージ 中央部が客席に突きだしたT字ステージでした。バックに出入りフリーのドアを並べて、キャストの登退場をスムーズに運んでいました。客席通路とドアも何度か活用していました。天井から多面ディスプレーが降りてきて、ビデオ等も放映しました。休憩無し公演のため、ビデオで繋ぐ必要があったようです。
黒と白のユニフォームのほか、多種多様なダンス衣裳が使われました。ニーロのキンキラミニは、かなり不気味ですが、女性客に大受けしていました。玉野の女装も笑えました。
演 技 力 体当たり的な芝居が目立つものの、若さと元気を前面に押し出していました。コントにおいて、妙に動作が揃うことが多く、細かい芸への配慮が見えます。男優は、茶目っ気のある芝居が多く、コメディ向きのキャスティングです。女優は、宝塚男役出身で、いずれもクールな印象でした。
歌 唱 力 明るく楽しくがテーマのためか、聴かせることに主眼がありませんでした。とくに「もう大変なメドレー」は、進行だけで手一杯という感じで、投げやり気味でした。
ダ ン ス ダンス力があり、いずれもよく踊ります。吉野ニーロは長身を活かして綺麗なフォームで踊っていました。久城も、スラッとした肢体で見事に極まります。玉野のタップソロもありました。
総合評価 普通の劇場でクラブ風に見せる演出はよくありますが、本物のクラブを使ったミュージカルは珍しいです。客席は丸テーブルが中心で、ドリンクを手にしながら、ゆっくり楽しめる趣向でもありました。女性客が9割強を占めており、ノリも劇場客とは違いました。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
ザ・カンパニー
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