キャスト紹介文など。。。

表題に、格別の意味はありません。小劇場系の客演で、他の小劇場系の劇団員の名前が挙がっているのを、よく見掛けます。正確に言えば、客演俳優の名前の下に所属劇団名が入るわけですが・・・。

キャストの紹介文など

プログラムにキャストの紹介文が書かれているモノを、よく見掛けます。小劇場系ほどに個性的で面白いですが、紹介文にステージ歴が書かれているのも多いです。出身の演劇学校なども重要なキーです。この人とは師弟関係・先後輩関係などが見えてきます。

紹介文の出演作品名などを見ると、「どこの劇団の所属か」とか、「どこそこの劇団は親密か」とか、「あるスタッフの縁故が多いか」とか、「ストレートプレイ系中心なのね」とか、が分かります。

自己紹介は、役者さんの気概とかが見えて面白いです。他者紹介というも楽しいのですが、内輪受けに終始すると「何が何だか・・・」って文章になってしまいます。読み手を意識して頂けると嬉しいです。

キャストの出演作品など

劇団四季や宝塚歌劇団に所属していた人達は、出演歴があるかどうかはともかく、四季出身(モトシキと言うそうです)、宝塚出身(モトヅカと言うんだそうで・・)を強調してあります。あるいは、東宝作品などでアンサンブル出演した経歴がトップに書かれていたりもします。オーディション突破組というキャリアを主張しているのですね。その看板に見合う活躍をしておられない方もありますけど・・・。

しかしステージ歴の少ない方は苦労されるようで、ベテランと同じだけのスペースを与えられて、困っておられるようなものも散見されます。必ずしも過去の経歴ばかり誇る必要もないと思いますが、巧い役者さんを見ると、経歴を眺めて納得させられるから、不思議です。

客演さんの所属劇団

オリジナル・キャストで頑張っている劇団もありますが、少し話題になる客演を呼んでみたり、メインに大物客演を呼んでいる劇団も見掛けます。いつかに書きましたが、客演さんが自分のファンを動員してくれればチケットの捌け方が違うので、公演チラシなどに客演さんの所属や主要出演作品を書いたりするのが多いです。「あの・・・」なんてキャッチコピーもですね。

一番に徹底されていると感じるのは、STEPSです。近頃は自主公演が減っているようですが、あちこちの作品でメンバーが活躍しています。代表の横山さんまでスタッフとして他劇団を支援されているので、半端でありません。STEPSはダンスがピカイチで、演技派が多いです。歌は少し落ちる人が多いようですけど・・・。

客演さんは、劇団のDMとかHPとかで積極的にチケットを捌いています。優待割当とかファン割引とかもあります。これもSTEPSは徹底されています。見返りにかどうか分かりませんが、他の劇団員が出演するチラシを折り込んで貰うなど、バーターもあるようです。

客演さんとして他公演に出演すると、その出演先で新しいファンを作る可能性がありますね。上手くいけば、自主公演に新しいお客様を呼び込めるのですから、DM送付とかフォローもあれば良いと思います。でも、まず客演として十分な実力を発揮してくれることですが・・・。